お子さんが独立して家を出られた後、使わなくなった部屋がそのままになっている
ご家庭が多いようです。
また以前はちょうどよい広さだった家が、なんだか大きく感じられるようになることも…
使わない部屋であっても、湿気や、ほこりも溜まるので、
換気や掃除、定期的なメンテナンスは必要です。
しかし、次第に億劫となり負担になってきますね。
このような場合には、これからの暮らしにあった間取りにしては如何でしょうか?
例えば、細かく区切られていたリビングと和室の壁を取り払い、広々としたひとつの部屋に。
透明の建具にすることで広さだけでなく、明るい空間となり、開放的な暮らしが実現できます。
あと、掃除機をかける時も楽です。
将来介護が必要になるということを想定しても、
広い部屋にすることや、寝室から浴室やトイレなどの動線を整えることで、
車いすなども通りやすくなります。
また2階建ての2階部分を減築して平屋にするリノベーションもあります。
2階を減築することで、建物全体の荷重が軽くなり、耐震性能が向上し、
地震時の負担を軽減できます。
さらに人の気配がない部屋は、泥棒などが侵入しやすいと言われます。
家の面積を減らし、人目につく場所を増やすことで、防犯性を上げることができます。
安全な間取りのコンパクトな住まいは、安心感やくつろぎ感が得られます。
動線も見直して、心身ともに負担なく安全に過ごせる住まいにしましょう。