ハルクデザインは、お客さまの「暮らし方」に合わせた二世帯・多世帯住宅を一軒一軒丁寧に創り、おじいちゃん、おばあちゃん、子ども、家族が同居することで生まれる幸せや心の豊かさ、安心感をご提供していきたいと考えています。
私は二世帯住宅を7年前に新築しました。周囲から「義理の両親と同居は大変よ」「よく決断したね」「大丈夫?」などとお声かけを頂きましたが、義理の両親も同居をすごく喜んでいましたし、そこまで深刻に考えることなく楽観的に建築計画をスタートさせました。
まずは、間取り。限られた敷地に2世帯をどのように入れ込むか?完全独立か?水廻り共有か?まだ決めかねていたころ、取りあえずメーカーのショールームでキッチンやバスを見ようと言う事になり、義理の両親と私達夫婦の4人で出かけました。義母は非常に喜び、キッチンを選んでいきました。
ですが・・・・私の心の中は・・・
「え?そんな色の扉は好きじゃない」「え?食洗機は必要でしょ!」「浄水器も必要でしょ!」と義母が楽しそうに選んでいる手前何も言えず、気持ちだけが沈んでいきました・・・
その後も、主人から「日中は両親が家にいるから南側をリビングと両親の部屋にしよう」義母から「洗濯物は毎日外にほしたいから、南側リビングの窓の前に洗濯物をほせるようにしてほしい」などなど・・・
私が理想としていた新居での暮し方とは程遠いものになりそうで、家づくりが嫌になって行きました・・・
それから半年以上、忙しいことを理由に建築計画を進める気にならず放置していました。
そんな中、私の手元に設計士より手書きのパースが届きました。
どこかで、私のコトを見て下さっていたかのように、私にとっても、私達家族にとっても笑顔が生まれる間取りが書いてあったのです。
お互いの暮らしが尊重され、カイテキ距離が保たれている間取り。二世帯が自然と交われるように作られた空間。これなら、私らしく暮らせる。これなら両親とも仲良く暮せる。そう思わせてくれたのが「手書きのパース間取り図」だったのです。
そして放置していた計画を再スタートし、満足する家が完成することとなりました。
その後も、たくさんの二世帯、多世帯住宅を検討されているお客様とお会いし、打合せをさせて頂きましたが同じ家はひとつもありません。
住まわれるご家族によって、間取りもカイテキ距離も、暮し方も違います。また、私と同じように「義母の~」「両親にもっと~」といった自分の想いを言えない方々の姿も何度も見てきました。
だからこそ、私たちのような第三者がそれを解消できるように、それぞれの方々の思いを伺い調整を行う役目が必要だと思いました。
二世帯住宅の間取りの種類は、大きく分けて「完全同居型」、「部分共用型」「完全分離型」の3つのタイプ。
3種類それぞれの特徴を知り最適な住宅を建てよう!