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2021年1月10日
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生活スタイルが異なる二世帯住宅に住むとなると

それぞれの世帯が共に快適に過ごせる空間づくりを考える必要があります。

 

 

一般的には子世帯のほうが夜型、親世帯のほうが朝型が多い傾向にあります。

必然と食事、入浴、睡眠など、生活時間がズレることになり、

想像以上に大きなストレスになることもしばしば…。

 

共有のスペースをバランスよく配置し、お互いのプライバシーを守れる空間にしたいものです。

 

ここで特に考慮すべきことは【時間】【動線】です。

 

【時間】

・玄関や浴室を共有する二世帯住宅ながら夜遅く帰宅することが多い場合は、

直接出入りできる勝手口やシャワールームなどを設けると、ストレスが減らせます。

 

【動線】

・LDKを独立させる場合もお互いを招くことができる設えや動線にしておくと

ストレスなく交流しやすくなります。

・寝室の上に浴室やトイレ、音が出る部屋を設けない上下階の間取り関係です。

浴室や洗濯機などの水回りを上下の階の同じ場所に重ねることで、

排水音が互いの世帯に迷惑をかけない間取りになります。

 

 

・吹き抜けは開放感が得られますが、生活音や会話が思った以上に筒抜けになりますので要注意。

 

このように、ちょっとした【時間】【動線】を意識した間取りの工夫で、

ストレスフリーの二世帯住宅をつくるためのキーポイントとなります。