早速ですが、皆さんは「UA値」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
UA値とは外皮平均熱貫流率のことで、外皮を介して住宅全体の熱がどれくらい逃げやすいかを示す数値です。
簡単に説明すると住宅の断熱性を表す数値で、値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能の高い住宅になります。逆に値が大きいと、断熱性能が低い住宅ということになります。
・UA値の基準
日本は外気温の地域差が大きいため、国は全国を8つの地域に分けて、それぞれのUA値の最低基準を定めています。
長崎や佐賀のUA値の最低基準は0.87ですが、北海道は0.46が最低基準となっています。同じ日本でもかなり数値に差がありますよね。
ちなみに2025年には、UA値0.87以下が義務化となります。
・UA値を小さくするには
基本的な方法として、窓に樹脂製のサッシを使用することが挙げられます。
住宅において、熱の出入りが多いのは「窓」です。日本ではアルミサッシを使った窓が一般的ですが、アルミは熱を通しやすく、室内の暖かさを逃がしたり外気の影響で室内を冷やしたりします。
対して樹脂は、断熱性はアルミの1000分の1と断熱・遮熱に優れています。寒さの厳しい北欧や北米では、樹脂製のサッシを一般的に使用しているそうです。
UA値が小さいと、結露やカビの抑制・ヒートショックの予防・冷暖房費の節約に繋がります。
見た目、間取り、動線、耐震性など、住宅においてこだわりたい点は考え始めるとたくさんあると思いますが、ぜひ「UA値」についても考えられてみて下さい。
最近発表させて頂いた企画住宅は、UA値0.46以下の住宅になります。気になる方はぜひハルクデザインにお越しください!^^